人生を自分で運転する車に乗り換える(2)

前回のブログで、人生を電車から車に乗り換えるときに意識するといい5つのポイントがあることをお伝えしました。

【1.感情 】
【2.ボディ 】
【3.エネルギー 】

ここまでは、前回のブログに。

今日は、残りの2つについてお話しします。

【4.方向性(情報・マップ)】
【5.テクニック 】

 

 

【4.方向性(情報・マップ)】

レールの上を走る電車から、自分の好きなところへ自由に行ける車に乗り換える。。。

実はこの、”自由”というのが、難しいんですよね!

どこにでも行けるということは、自分で目的地(方向性)を選ばなければなりません。

 

 

じゃあ、どう選べばいいのか? 何を基準に選べばいいのか?

多くの人が、電車は降りたものの駐車場でグルグル迷っていたりします。

私は、この電車を降りてグルグル迷う時間も必要だと思っています。

私自身、身に覚えがありますから、焦る気持ちもわかりますが、電車から車に乗り換えるというすごい決断をして、まったく新しい体験をしようと言うのですから迷って当然です。

 

 

ただ、そんなときは必ず、潜在意識の助けがあります。

例えば、旅行に行って知らない駅に降りたとき、どうしますか?

大抵の人は、駅の観光案内で情報を集めますよね。

どこに行けば何があるのか? 

たくさんのパンフレットから行き先を決めたりします。

 

 

もちろん人生の行き先は、そんなに簡単に決められません(^^;>

ただ、自分の方向性をつかもうと行動していれば、すでに車を運転して走っている人たちや、乗れるようになろうとしている人たちに出会うことができるはずです。

その人たちを現実化しているのは自分の潜在意識なんですが、彼らの生き方こそがパンフレットであり、助言してくれる案内所の係りの人とも言えます。

だから、意識的にそういう人が集まるような場(セミナーや講演会など)へ行くのがお薦めですよね。

 

 

もうひとつは、自分自身の人生のマップを俯瞰してみることです。

過去(おもに幼少期)に好きだったこと
時間を忘れて夢中になったこと
お金をもらわなくてもやりたいと思うこと

などなど

実は、こういったことに人生の行き先のヒントが隠されている場合があります。

 

 

例えば、私は推理小説を読むことが好きでした。

小学5年生の頃には、学校にある推理ものの本はすべて読破して、借りる本がなくなるほどです(笑)

いまでも、つい推理ドラマを見てしまうのは、『解き明かすこと』が本当に好きなようです。

今では、クライアントさんの現実を解き明かすことが仕事になっています\(^o^)/

 

 

実は、人生を車に乗り換えたとき、目的地やそのルートはわからないままの方が多かったりします。

私も昔は、今のような仕事をすることになるとは、考えてもいませんでした。

例えば、一番最初に電車を降りようとしたとき、私は、それまでの自分が持っている知識や能力を生かそうと思いました。

そこで、最初に思いついたのが「茶道・華道の先生」という未来です。

 

 

12歳のときに茶道・華道を習い始めて、25年間通っていました。

資格もあるし、先生の代稽古をすることもありました。

ただ、そういう未来をイメージしても、実際のところ、まったく気持ちが乗らず「ワクワクしない」んですね。

今から考えると、心が望んでいたのではなく、できることで未来を創ろうとしていたんだと思います。

 

 

だからと言って「目的地もルートもわからないままでは、走れない!」と思いますよね!

そのときに【思考の現実化】を活用します。

それは、『未来の自分』をイメージすることです。

「こういう未来の自分が存在している!」という思考を潜在意識にインプットしていけば、そちらに進む道がちゃんと現実化されてくるんです。

 

 

ただ、ここで注意するのは、顕在意識だけで『未来の自分』を決めつけないことです。

例えば、さきほどの「茶道・華道の先生になる」という未来は、顕在意識で「長年学んできたし、それで収入も得られるから」という現実的な思考から来ています。

頭では「それで上手くいきそう」と思っていても、気持ちはまったくついていっていません。

 

 

そんなときは焦らずに、抽象的な『未来の自分』をイメージした方が良いんです。

例えば、今の私には、陽の光が燦燦と入る天井が高くて明るいオフィスで、8人ほどのスタッフとミーティングをしている『未来の自分』のイメージがあります。

全員がフラットな関係で、誰もが、すごく楽しそうに笑顔で話をしています。

全体に白が基調のイメージで、グリーンの観葉植物が配置されている感じ。。。

 

 

これは、今の仕事が『未来の自分』と直結しているので、少し具体的になっています。

私が最初に電車を降りようとしたときの『未来の自分』は、何をしているのかまったくわかりませんでした。

何もない空間にただ立っている、白いスタンドカラーのスーツを着て、赤いスカーフを襟に入れた姿でした。

でも、とても輝いていて嬉しそうな表情で、こちらを見ています。

 

 

これらは未来誘導というワークをしてイメージした未来の自分の姿でした。

(抽象的な未来の自分をイメージするときには、服装と表情を特に注目します。)

そして実際、3年後に初めてセミナー講師をするとき、白っぽいスーツに夫からお祝いにもらったコサージュ(色は黄色でしたが)をつけました。

そういう自分になっていた、ということですよね\(^o^)/

 

 

方向性を得るためには、情報を集め、自分の人生を俯瞰してみたマップを考えてみることが大事です。

ただ、実のところ、「この道を進めば、必ずこうなる(成功する)」という道があるわけではありません。

人生の道は”目的地までを見通すことができない”んです。

(ここで、次の【5.テクニック】が必要になってくるんですが。)

 

 

道の途中を見通すことはできませんが、『未来の自分』がイメージできれば、そこへ繋がる道を探りながら進むことはできます。

抽象的な『未来の自分』をイメージしながら、感性に従って行動していくと、進む道が見えてきます。

その道を信じて、一歩を踏み出すことですね!

 

 

【5.テクニック 】

駐車場でグルグルしているとき(電車の中で準備するのもあり^^)、私たちは目的地までの一本道を探し求めてしまいます。

「この道を進めば、〇〇になれる」という、わかりやすい道です。

でも、それはレールの上を走る電車とあまりかわらないんですよね。

 

 

「好きなところへ自由に行ける車に乗る」というのは、すでに誰かが通った道をただ追っていくことではなく、その瞬間瞬間の自分の気持ち、自分の在り方、自分の生き方で、道そのものを創り出すことだと思います。

高村幸太郎の詩集『道程』に「僕の前に道はない、僕の後ろに道は出来る」という言葉がありますが、これは真理だな、と私は思うんです。

私たちは、「もともとある道を進むのではなく、自分で創ることができる」ということです。

 

 

【4.方向性(情報・マップ)】で、人生の道は”目的地までを見通すことができない”と書きました。

だから、抽象的な『未来の自分』をイメージしながら、ともかくそちらに向かって進むしかありません。

山登りをするときのことを考えるとわかりやすいかもしれません。

ふもとからは頂上が見えているので「あそこへ登るんだ!」と思うことができます。

 

でも、山に入ってしまうと地形や木々が邪魔をして、どっちへ進めば頂上へ行けるのかわからなくなりますよね。

そんな感じです。

そこで、目的地までを見通すことができないけれど、前進する(道を創る)テクニックが必要になります。

必要なのは、自分の感情(感性・感覚)と潜在意識との対話です。

 

 

山登りなら、「頂上→」と書いた立て札がありますが、人生の道はどうでしょう?

本当は潜在意識が、「こっちだよ!こっちへ行くんだよ!」とメッセージをくれているんです。

そのメッセージは、ネガティブな感情を揺さぶるようなトラブルだったりします(そうでないと気づかないから、ですが…)。

それを読み解くには、知識と技術が必要ですが、そのメッセージを受け取って進むと「あぁ、こっちで良かった」と思える現実がやってきます。

 

 

気づかずに間違った方へ進むと、「違うよ!こっちだってば!」とトラブルがどんどん大きくなります。

※トラブルは車に乗り換えたから起こるのではなく、電車に乗っていても起きますので(^^;>

 

 

潜在意識からのメッセージの読み解き、それに自分自身の感情(感性・感覚)を豊かにすること。

その2つが、道なき道のナビゲーションをしてくれるんです。

だからこそ、コンシャスライフはこの2つを大事にしたいと思っています。

 

 

 

人生を電車から車に乗り換えるときに意識するといい5つのポイント、いかがでしたか?

【1.感情 】
【2.ボディ 】
【3.エネルギー 】
【4.方向性(情報・マップ)】
【5.テクニック 】

実は、もうひとつ車に乗る時に、多くの人が勘違いしていることがあります。

それについては、次のブログでご紹介しますね!