基本③ 感情とのつきあい方

感情って、本当に厄介ですよね!!

もちろん感情があるから、嬉しかったり、楽しかったり、感動したりできるのですが、 逆に、怒りや悲しみ、嫉妬や恨みなどの感情に巻き込まれてしまうと、とても辛い思いをします。

そのため、前者を『ポジティブな感情』、後者を『ネガティブな感情』と言ってまとめたりします。そして、ネガティブな感情はできるだけ抑え込んだり、感じていないフリをします。

自分の思い通りにならないからと言って癇癪を起こし、泣き叫んでいる小さな子どもを見たことがありませんか?
あれが、本来の感情をそのまま表現している姿です。

でも、大人になる過程で、そんなことをしても望みは叶わないし、人との関係性が悪くなると知って、我慢することを覚えます。
最初は、意識的に我慢するのですが、だんだん無意識になります。
すると、気づかないまま、ネガティブな感情を抑え込むようになるんです。

しかも『ネガティブな感情』だけを抑え込んだつもりが、本来、感情にネガティブもポジティブもないので、『ポジティブな感情』もあまり感じなくなります。
すると、あまり感情を感じられない不感症になったり、抑え込んでいたものが爆発して自分ではどうしようもない感情に巻き込まれたりします。
理性でコントロールできないんですから、本当に厄介ですよね!!
私は、この『感情とのつきあい方』こそ、義務教育で教えて欲しいと思っています。
(それだけで、絶対に人生が楽になるはず!)

 

では、感情とどうつきあえば良いのか?

 

まず、感情にポジティブとかネガティブというレッテルを貼るのをやめます。

よく考えてみてください。
本来、感情そのものに、良い(ポジティブ)も悪い(ネガティブ)もありません。
問題は、ネガティブと言われる感情(怒りや嫉妬や恨みなど)を外に出した(表現した)とき、人に迷惑をかけたり、人間関係を壊したりすることです。
怒りをぶつけられたり、八つ当たりされたり、理不尽な嫉妬や恨みで意地悪されたら、誰でも嫌な思いをしますよね。
だからこそ「自分はそんな人になりたくない」と思って感情を抑え込むのですが、本当は別の、もっと良いやり方があるんです。

それは、感情そのものは感じた上で、それを外に出すか出さないかを自分で選択するという方法です。
文章にすると簡単そうですが、感情に巻き込まれてしまうと自分で選択する余裕なんてなくなってしまうので、結構難しいのです。
でも、感情とのつきあい方を訓練していくと、これが出来るようになります。

例えば、怒りを感じているときに、「あぁ、私、怒っているんだわ~」と自分を客観的にみている”もうひとりの自分”を感じたりします。
すると、どんなに怒っていても、それをどういう形で表現するかを選ぶことができるんです。

以前にあったことですが、夫がキッチンのハサミをどこかで使って、決まった場所に戻していないことがありました。
調理中にハサミを探さなくてはならなず、私はソファに座っていた夫に「ハサミを使ったら、ちゃんと元の場所に戻してね」と言いました。
ただ、私はそのとき、虫の居所が悪かったらしく、その言葉に怒りが乗っていたようです(^_^;)>

彼は「うん、わかったけど、もう少し言い方があるんじゃない」と言い返してきました。
私は責められたと感じて、自分の正当性を主張する言葉を発しそうになりましたが、ふと、「あぁ、私、怒っているんだわ~」と気づく自分がいました。
ハサミのこととは関係のないことで、私の怒りがあったことに気づいたんです。

怒りを乗せたまま何か言ったとしても、結局お互いに責め合うだけだとも思いました。
だからと言って、そのまま抑え込む気にもならなかったので、彼を責めずに、自分の怒りを表現することにしたんです!
そこで、変なポーズで踊りながら「私は、怒っているのよ~♪」「なんか、イライラしてるのよ~♪」と歌いだしました。
夫は最初、驚いた様子でしたが、すぐに笑いだし、私も笑えてきたので、大笑いして終わりました\(^o^)/

「本当に、私もそんな風になれるのかしら?」と思うかもしれませんが、私自身、昔は怒りの感情が爆発するタイプでした。当時、怒りは良くない感情と思っていたので、外では抑え込んでいましたが、家庭内ではよく爆発していました。夫に対して怒ると、1ヶ月近く不機嫌がつづき、必要なこと以外はしゃべらないという家庭内”針のむしろ”状態(^^;)> 
夫はあまりに辛くて「別れたほうが良いんじゃないか」と言い出すくらいの鬼嫁だったんです。

そんな私でも変われたんですから、誰でも変われるという自信があります!
そんな、私がもっとも活用し、効果があったと思う具体的な感情とつきあう方法を、コンシャスライフ・メールマガジンの特典としてご紹介しています。

 

こうして、「ネガティブと言われる感情(怒りや嫉妬や恨みなど)を感じるのは悪いことではない」と知ることからスタートします。

それでも、やっぱり「自分がそういう感情を持っていることを認めたくない」という気持ちが、手放せなかったりします。
それは、上記の事例のように、そこに理不尽な怒りが乗っかっていたり、単なるワガママだったり、自己中心的な考えから生まれた感情は認めたくないからです。
人は誰もが、”良い人でありたい”と思っているんですよね!

でも、どんなに抑え込んでも、感じていないフリをしても、その感情があることは変わりません。
だったら、それを認めた上で、潜在意識の思考パターンを分析して、必要ならそれを変えた方が良くないですか?
潜在意識が変われば、その感情を感じる現実も起きなくなってきます。

 

実際、感情は潜在意識からのメッセージでもあります。
感情が豊かになると直感力が増しますし、やりたいことやワクワクすることを見つけることもできます!
感情を味わうことこそが人生の大いなる目的であり、素敵な未来を創り出すために、とても重要な要素ですから、その方法を手に入れましょう\(^o^)/

>>>次は、基本④ 潜在意識はコントロールできるのか?

基本

Posted by inoue